神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!

今回は車検でご入庫いただいたジャガーEペースの整備内容をご紹介します。ジャガーならではの上質な走りと洗練されたデザインを、これからも安心して楽しんでいただけるよう、必要なメンテナンスを行いました。

今回はエンジンオイル・ブレーキオイルの交換に加え、クーラント減少の原因究明とラジエーターキャップの交換、エアーエレメントの交換などを実施しています。

クーラント液減少とラジエーターキャップ交換

お預かり時の点検で、クーラント液がMIN(最小限度値)まで減少していることが確認されました。ボンネット周辺にはクーラントが揮発したような匂いもしていましたが、下廻りを確認しても水漏れの形跡は見られませんでした。

漏れが見当たらないことから、原因はラジエーターキャップの劣化による圧力逃げと判断しました。規定の圧力に耐えられなくなったキャップが内部の圧力を逃がし、その際にクーラントが揮発してしまうことがあります。これはよくある症状で、キャップは劣化が進むと同様のトラブルを繰り返しやすいため、今回クーラントの補充と合わせて交換しています。

クーラント補充後は圧力テストを実施し、正常に圧力が保持されることを確認しました。サブタンクキャップの清掃やウォーターホースの目視確認も行い、冷却系統全体に問題がないことをあわせて確認しています。

エンジンオイル・オイルエレメント交換

エンジンオイルはFUCHS GT1ロングライフを使用し、フラッシングを行ったうえで交換しました。フラッシングとは、新しいオイルを入れる前に洗浄剤でエンジン内部の汚れを落とす作業で、特にロングライフオイルの性能を発揮させるためには内部が綺麗な状態であることが重要です。

オイルエレメント(オイルフィルター)も合わせて交換し、エレメント接合部の清掃も行っています。オイルとフィルターは走行や時間の経過とともに劣化するため、定期的な交換がエンジンの寿命を延ばすことにつながります。

ブレーキオイル交換

専用テスターで水分混入率を測定したところ、交換が必要な数値が確認されたため交換を行いました。ブレーキオイルは吸湿性があり、使用しているうちに少しずつ水分が混入していきます。

水分混入率が3%を超えると要交換、それ以上になると気泡が発生しブレーキの効きが不安定になる恐れがあります。メーカー指定でも1年ごと、最低でも2年ごとの交換が推奨されている項目です。

交換後はテスターを使用して最終確認を行い、正常な状態であることを確認しています。

エアーエレメント交換

エンジンに綺麗な空気を送るためのエアーエレメント(エアフィルター)を点検したところ、かなりの汚れが確認されたため交換しました。しばらく交換されていなかったと見られる状態でした。

フィルターが汚れたまま使用を続けると、エンジンへの吸気効率が落ち、本来の性能を発揮しにくくなります。あわせてエアーエレメントケース内の清掃も行い、清潔な状態を保てるようにしています。

A/Cフィルター交換

エアコンフィルター(内気側)も交換しました。エアーエレメントの汚れ具合から、エアコンフィルターも同様に汚れていることが予想された箇所です。

フィルターが詰まると空気を吸い込む際の抵抗が増し、風を送るブロアモーターに負荷がかかります。この状態が続くとモーターの焼き付きなどにつながる恐れがあるため、定期的な交換が大切です。フィルターケース内の清掃もあわせて行っています。

ブレーキパッド点検

フロントブレーキパッドは残量7mm、リヤブレーキパッドは残量8mmと、いずれも十分な残量が確認できたため今回の交換は行っておりません。ブレーキローターの摩耗も現時点で問題はありませんでした。

バッテリー点検

バッテリーテスターを使用して測定したところ、総合判定は良好という結果でした。充電状態からも発電機(オルタネーター)が正常に作動していることが確認できています。



現時点で交換の必要はありませんが、テスターによる数値をもとにしっかりと診断を行っています。

タイヤ点検

フロントタイヤは残量7mmと良好な状態でした。リヤタイヤは残量5.9mmと十分な溝が残っていますが、製造年が2018年・2019年と経年しているタイヤであることが確認されています。

ゴムは古くなると硬化し、夏場のアスファルトのような高温環境下ではバースト(破裂)のリスクが高まります。車検には問題なく通る状態でしたが、安全のためには早めの交換をおすすめしています。

ヘッドライト光軸調整

ヘッドライトの光軸・光量検査を行いました。車検不合格になるほどの数値ではありませんでしたが、正しい位置に調整されていなかったため、基準値に合わせて調整しています。

光軸のずれは対向車への眩惑や夜間走行時の視認性低下につながるため、車検時にあわせて確認しておきたい項目です。

アドブルー補充・スマートキー電池交換

アドブルー(尿素水)の補充と、スマートキーの電池交換(2個)を行いました。ディーゼル車に必要なアドブルーは、不足すると走行に制限がかかることがあるため、定期的な残量確認と補充が欠かせません。

サービスメンテナンスリセット

整備完了後にはサービスメンテナンスリセットを実施しました。ジャガーをはじめとした輸入車では、メンテナンス時期を車両側で管理しているモデルが多く、整備内容に応じたリセット作業が必要になります。

下廻りも点検し、問題ありませんでした。

輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!

株式会社タッキードは神奈川県横浜市を拠点とする外車専門の整備工場です。輸入車ならではの構造や特性を熟知したスタッフが、点検から整備まで丁寧に対応いたします。

今回もご入庫いただき誠にありがとうございました。今後も安心してお車に乗っていただけるよう、しっかりとサポートしてまいります。車検や整備のことでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

株式会社タッキード

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