BMW523I　エアサスとラジエーター交換｜外車の車検・修理・板金専門認証工場｜タッキード

BMW523I　エアサスとラジエーター交換

ブログ2025年5月14日

車名	BMW　523I
症状	一般整備
作業内容	エアサスバルーン、ラジエーター交換

〇エアサスバルーン

〇ラジエーター

〇ラジエーター周りのホース

BMW 523i (F10) エアサスバルーン、ラジエーター、ラジエーターホース交換作業のご報告

皆様、こんにちは！横浜の整備工場より、本日はBMW 523i (F10)の作業報告をお届けいたします。今回の入庫は、リアの車高が下がってしまうという症状と冷却水漏れのご相談です。早速、点検を進めていきましょう。

1. 現状確認と問診

お客様のお話と車両の状況から、リアの車高が下がる原因はリアのエアサスバルーンのエア漏れ、冷却水漏れはラジエーター本体と周辺ホースの経年劣化が考えられました。詳しく診断するため、リフトアップして確認を行います。

2. エアサスバルーン交換作業

リフトアップ後、リアのエアサスバルーンを確認したところ、表面に細かいひび割れがあり、そこからエア漏れしている形跡が見られました。これが車高が下がってしまう原因と考えられます。

作業手順

車両を安定させ、リアサスペンションへの負荷を軽減します。
エアサスシステム内のエアを専用ツールで完全に抜きます。
古いエアサスバルーンを取り外します。
新しいエアサスバルーンを慎重に組み付けます。
エアサスシステムに規定のエア圧を充填し、漏れがないか確認します。
車高を調整し、車高が正常に維持されることを確認します。

新品のエアサスバルーンに交換したことで、リアの車高が下がる症状は完全に解消されました。乗り心地も改善され、お客様にもご満足いただけるかと思います。

3. ラジエーターおよびラジエーターホース交換作業

続いて、冷却水漏れの原因であるラジエーターと周辺ホースの交換作業に移ります。ラジエーター本体には冷却水の滲みが見られ、ホース類も全体的に劣化が進んでいました。

作業手順

エンジンを冷却し、冷却水を完全に抜きます。
ラジエーターに接続されているアッパーホース、ロアホース、リザーブタンクホースなどを慎重に取り外します。
ATFクーラーライン（該当する場合）やセンサー類の配線を外します。
ラジエーター本体を固定しているボルトやクリップを外し、取り外します。
新しいラジエーターを丁寧に組み付け、固定します。
新しいアッパーホース、ロアホース、リザーブタンクホースを取り付けます。
ATFクーラーラインやセンサー類の配線を元に戻します。
冷却水を規定量注入し、エア抜き作業を確実に行います。
エンジンを始動し、水漏れがないか、水温が正常に上昇するかを確認します。

劣化したラジエーターとホースを新品に交換したことで、冷却水漏れは完全に止まりました。これで安心してドライブをお楽しみいただけます。

4. 最終確認と清掃

全ての作業が完了した後、再度車両全体を点検し、異常がないことを確認しました。最後に、作業で汚れた箇所を清掃し、お客様へお渡しする準備を整えます。

今回の作業では、エアサスバルーンを交換することでリアの車高が下がるというお客様の抱えていた問題を解決し、さらにラジエーターとラジエーターホースを交換することで冷却水漏れも解消することができました。BMWのような輸入車は、定期的なメンテナンスが非常に重要です。少しでも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

皆様の愛車の健康維持に、これからも貢献してまいります！

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