神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!
今回は車検でご入庫いただいたポルシェ911の整備内容をご紹介します。ポルシェらしい鋭い走行性能を長く楽しんでいただけるよう、しっかりと点検・整備を行いました。
今回はブレーキオイル交換、バッテリー交換、エアコンフィルター交換などを実施し、バッテリーの充電量低下という気になる診断結果も見つかりましたのでご紹介します。
ブレーキオイル交換
専用のテスターで水分混入率を測定したところ、要交換の指示が出ていたため交換いたしました。水分混入率が3%で要交換、3%以上で即時交換という規定値に対して、今回は水分の混入が認められる状態でした。
ブレーキオイルは吸湿性があり、使用しているうちに少しずつ水分が混入していきます。水分が多くなると気泡が発生し、ブレーキオイルとして正常な働きをしなくなる恐れがあります。
メーカー指定では1年ごと、最低でも2年ごとの交換が推奨されています。交換後はテスターで最終確認を行い、正常な状態であることを確認しました。
エアコンフィルター交換
内気側のA/Cフィルターを交換し、フィルターケース内の清掃も行いました。汚れが目立つ状態でしたので、メンテナンス交換とさせていただいています。

フィルターが詰まると空気を吸い込む際の抵抗が大きくなり、エアコンブロアモーターに負荷がかかります。放置するとブロアモーターの焼き付きなどにつながる恐れがあるため、汚れが目立つタイミングでの交換が安心です。
バッテリーの充電量低下
バッテリーテスターで計測したところ、健全性は100%であるものの、充電量が45%しか確保できていない状態でした。走行してご入庫いただき、走行中も充電されていたにもかかわらず、この充電量にとどまっていたことから発電機ではなくバッテリー自体の問題と判断しました。

充電量が45%しか蓄えられない原因は、バッテリー内部の電極劣化がほとんどです。この状態では充電処置を行っても翌日には再び同程度まで戻ってしまうため、交換以外に解決方法はありません。
今後エアコンや暖房を使用すると充電量はさらに低下していき、渋滞などでエアコンを使用し続けた場合にバッテリーが上がる可能性もあります。そのため今回はバッテリーを交換し、電極接合部の清掃と通電電圧の確認をバッテリーテスターで行い、交換後のリセット作業まで完了させました。
ウォッシャーポンプ・グロメット交換
ウォッシャーの不良が見つかり、ポンプおよびグロメットを交換いたしました。ウォッシャー液が正常に噴射されない状態では、その後の検査工程にも支障が出てしまいます。

純水を注入したうえで動作を確認し、問題のない状態に仕上げました。
ヘッドライト調整
ヘッドライトの光軸・光量検査を行ったところ、調整前は基準を満たさない状態でした。

基準値に合わせて正確に調整を行い、車検に対応できる状態としました。ヘッドライトの光軸がずれていると対向車への眩惑や視認性の低下につながるため、車検時にはしっかりとした調整が欠かせません。
ブレーキパッド・タイヤの点検
フロントブレーキパッドは残量8mm、リヤブレーキパッドは残量5.5mmと、いずれも十分な状態で異常はありませんでした。ブレーキローターの摩耗も現時点では問題のない状態です。
タイヤはフロントが残量5mm、リヤが残量4.5mmと良好な状態でしたので、今回は交換せず継続してご使用いただけます。
エンジンオイル・エレメント交換
エンジンオイルとオイルエレメントはお客様お持ち込みの部品にて交換いたしました。ドレンコックのパッキンも新品に交換し、オイル漏れが起きないよう仕上げています。
エンジンオイルは金属摩耗の抑制や冷却など重要な役割を担っているため、定期的な交換がエンジンの寿命を保つうえで欠かせません。
サービスメンテナンスリセット
整備作業の完了に合わせて、サービスメンテナンスリセットを実施しました。ポルシェをはじめとする輸入車では、整備後にこうしたリセット作業を行うことで車両側のメンテナンス管理が正しく更新されます。
下廻りも点検し、問題ありませんでした。
輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!
株式会社タッキードは神奈川県横浜市を中心に、外車専門の整備工場として輸入車のメンテナンスや車検を承っております。今回のポルシェ911も、隠れた不具合を見逃さないよう丁寧に点検・整備をさせていただきました。
これからも安心・安全なドライブをお楽しみいただけるよう、スタッフ一同誠心誠意対応させていただきます。ご入庫、誠にありがとうございました。
株式会社タッキード
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