神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!
今回は車検でご入庫いただいたメルセデス・ベンツGLA220 4MATICの整備内容をご紹介します。コンパクトSUVながら上質な走りと安全性能を兼ね備えたモデルで、これからも安心してお乗りいただけるよう入念に点検・整備を行いました。
今回はエンジンオイルやブレーキオイルなどの定期交換に加え、フロント・リヤのブレーキパッド交換、スタビライザーリンクの交換を行い、さらに気になっていた異音の原因究明にも取り組みました。
エンジンオイル・オイルエレメント交換
エンジンオイルはフックスGT1ロングライフを使用し、フラッシングを行ったうえで交換しました。あわせてオイルエレメント(オイルフィルター)も新品に交換し、接合部の清掃も行っています。
フラッシングとは、新しいオイルを入れる前にフラッシング剤でエンジン内部を洗浄する作業です。特にロングライフオイルは内部が綺麗な状態のほうが性能を発揮しやすいため、今回はフラッシングを実施しました。
ブレーキオイル交換
専用テスターで水分混入率を測定したところ、要交換の数値が確認されたため交換を行いました。ブレーキオイルはメーカー指定で1年ごと、最低でも2年ごとの交換が推奨されています。
水分が混入すると気泡が発生し、ブレーキの効きが不安定になる恐れがあります。交換後はテスターで最終確認を行い、正常な状態であることを確認しました。

クーラント交換
クーラントをメンテナンスとして交換し、サブタンクキャップの清掃も行いました。あわせてウォーターホースも目視で確認しています。
現在のところ漏れなどの異常は確認されておりませんが、冷却系統は経年で性能が落ちていくため、定期的な交換が安心につながります。
エアーエレメント交換
エアーエレメント(エアフィルター)を新品に交換し、フィルターケース内部の清掃も行いました。点検時にはかなりの汚れが確認されており、しばらく交換されていない状態でした。


エアーエレメントはエンジンに綺麗な空気を送るための重要な部品です。汚れが進むとエンジンの吸気効率が落ち、燃費や出力に影響が出る恐れがあるため、今回のタイミングで交換しました。
フロント・リヤブレーキパッド交換
フロント・リヤともにブレーキパッドの残量が減少していたため交換しました。フロントは残り1.6mm、リヤは残り4.5mmという状態で、フロントはパッドセンサーを含めた残量のため間もなく警告灯が点灯する状況でした。


交換にあわせてフロントのパッドセンサーも新品に交換し、端子部分の清掃も行っています。ハブ・ホイール接合部やキャリパー各部の清掃、スライドピンの脱着清掃も実施しており、こうした下地の作業がブレーキ鳴きや偏摩耗の予防につながります。
リヤブレーキはキャリパーを脱着したうえで各部を清掃し、あわせて電子パーキングの解除作業も行いました。電子制御式パーキングブレーキを搭載する車種ならではの作業で、専用の手順で解除しないとキャリパーの脱着ができません。
ブレーキローターの状態について
フロント・リヤともにブレーキローターの外周に「耳立ち」と呼ばれる段差が確認されました。パッドが当たる面だけが摩耗して薄くなる一方、当たらない外周部分は削れずに残るため、この差が段差となって現れます。



この耳が大きくなるとブレーキ時にパッドの角が当たり、「キーッ」「ゴー」といった鳴きや異音の原因になります。今回はパッド交換とあわせて状態を確認し、摩耗の進み具合を把握いたしました。
フロント・リヤスタビライザーリンク交換
フロントスタビライザーリンクは左右ともにブーツが破けてしまっており、要交換の状態でした。スタビライザーリンクは左右一対の部品のため、片側だけでなく左右セットで交換しています。

あわせてリヤのスタビリンクも左右交換しました。交換の際はハブ・ホイール接合部やスタビライザー接合部の清掃も行い、組み付け精度を高めています。
左後方からの異音の原因究明
お車の左後方から低速時にコトコトという異音が発生しているとのご相談をいただいておりました。考えられる原因としてリヤスタビライザーリンクとアッパーマウントの2つが候補に挙がりましたが、アッパーマウントの点検はショックアブソーバーを取り外す必要があり大掛かりな作業になります。
そこで比較的簡単に交換でき、消耗部品でもあるリヤスタビリンクから作業を行う方針としました。低速時に出る音という症状の傾向とも合致する部品であったため、まずはこちらの交換で様子を見る判断をしています。
今回リヤスタビリンクを左右交換したことで、経年劣化していた連結部がリフレッシュされました。異音の原因を一つずつ丁寧に切り分けていくことで、無駄のない修理につなげています。
バッテリー充電
バッテリーテスターで測定したところ、入庫時は充電量が低い状態でした。詳細なテストでは劣化の兆候は見られなかったため、バッテリー本体の交換は行わず充電で対応しています。
あわせてリフレッシュ充電も実施しました。これは瞬間的に放充電を繰り返すことでサルフェーション(電気を通しにくくする硫酸鉛の固まり)を除去し、バッテリー本来の性能を回復させる充電方法です。


ヘッドライト光軸調整
ヘッドライトの光軸・光量検査を行ったところ、現状では車検基準に適合しない状態でした。専用のテスターで正確に基準値へ調整しています。

光軸がずれていると対向車を眩惑させたり、夜間走行時に十分な視界を確保できなかったりする恐れがあります。車検の際には毎回必ず確認している項目です。
サービスメンテナンスリセット
整備完了後、サービスメンテナンスリセットを行いました。メルセデス・ベンツ車は各種メンテナンス時期をコンピューターが管理しており、整備内容に応じてこのリセット作業が必要になります。
今回のオイル交換や各部整備の内容を車両側にも正しく反映させることで、次回のメンテナンス時期の管理も適切に行われるようになります。
下廻りも点検し、問題ありませんでした。
輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!
株式会社タッキードは神奈川県横浜市にある外車専門の自動車整備工場です。輸入車ならではの構造やメーカーごとの特性を熟知したスタッフが、日々のメンテナンスから車検整備まで丁寧に対応いたします。
今回もご愛車を安心して長くお乗りいただけるよう、細部まで確認しながら整備を行いました。今後も何かお車に関して気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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