神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!
今回は車検でご入庫いただいたMINIの整備内容をご紹介します。MINIならではの軽快なハンドリングと個性的な走りをこれからも安心して楽しんでいただけるよう、必要なメンテナンスを行いました。
今回の車検整備では、エンジンオイル交換やブレーキオイル交換に加え、エンジンマウントの劣化やウォッシャーモーターの水漏れといった不具合の発見・交換も行っております。詳しい内容を順にご紹介します。
エンジンオイル・オイルエレメント交換
使用したオイルはFUCHS GT1ロングライフです。BMWやアウディ、ベンツ、ポルシェなど幅広いメーカーの承認を取得している高性能オイルで、ディーゼルエンジンにも対応しています。
今回はフラッシングも合わせて実施しました。フラッシングとは、現在のオイルにフラッシング剤を投入してエンジン内部を洗浄してから新しいオイルを入れる作業で、特にロングライフオイルを使用する際はエンジン内部が綺麗な状態のほうが性能を発揮しやすくなります。
あわせてオイルエレメントも新品に交換し、接合部の清掃も行っています。
ブレーキオイル交換

専用のテスターで水分混入率を測定したところ、要交換の数値が確認されました。水分混入率が3%で要交換、3%以上で即時交換という規定値があり、今回はこの基準に該当したため交換しています。
ブレーキオイルは吸湿性があるため、使用しているうちに少しずつ水分が混入します。水分が多くなると気泡が発生し、ブレーキの効きが不安定になる恐れがあります。
メーカー指定では1年ごと、最低でも2年ごとの交換が推奨されています。交換後はテスターで最終確認を行い、正常な状態であることを確認しました。
クーラント補充・圧力テスト

クーラント液が最小限度値であるMINまで減少していました。下回りを確認しましたが水漏れの形跡は無く、規定量までクーラントを補充しています。
補充後はサブタンクキャップの清掃、ウォーターホースの目視確認に加え、圧力テストを実施し漏れがないことを確認しました。クーラント不足はオーバーヒートの原因となるため、早めの対処が大切です。
エアコンフィルター交換
内気側のA/Cフィルターを新品に交換しました。交換の形跡が見られなかったため、今回のタイミングで交換しています。
フィルターが詰まると空気を吸い込む際の抵抗が大きくなり、風を送るブロアモーターに負荷がかかって焼き付きなどの原因になる恐れがあります。あわせてフィルターケース内の清掃も行い、清潔な状態に整えました。
フロント・リヤワイパー交換


フロント左右とリヤのワイパーゴムに劣化によるゴム切れが見られたため交換しました。ワイパーのゴムが劣化すると拭き取り性能が低下し、雨天時の視界不良につながります。
安全な視界確保のためにも、定期的な点検・交換が欠かせない箇所です。
エンジンマウント切れの原因究明
点検の際、エンジンマウントの劣化によるオイル漏れが確認されました。エンジンマウントはエンジンの重さを支えつつ振動を吸収する部品で、内部にオイルが入ったゴム製のクッション構造になっています。
今回はこのゴム部分が経年劣化によって切れてしまい、内部のオイルが漏れ出している状態でした。マウントが正常に機能しなくなると、エンジンの振動を十分に吸収できなくなります。
放置してしまうと激しい振動が発生し、エンジン周辺のベルトやホース類にまで負担がかかって破損してしまう恐れがあります。そうなると修理費用がさらに増えてしまうため、今回早急に交換対応を行いました。

フロントウォッシャーモーター交換
ウォッシャー警告灯が点灯していたため調べたところ、ウォッシャーモーターからの水漏れが原因と判明しました。窓ガラスを洗浄する液を吸い上げる小さなモーターが劣化し、液漏れが発生していた状態です。
ウォッシャー液が正常に噴射されない状態は安全上の理由から車検に合格できないため、交換必須の項目として対応しました。あわせてグロメットも新品に交換しています。

タイヤ交換
タイヤはピレリのパワジーへ交換しました。組み替えとバランス調整も合わせて行い、走行性能と安全性を確保しています。
ミラーカバー板金塗装
左ミラーカバーの板金塗装を実施しました。外観の劣化や傷みを修復し、見た目の美しさを維持しています。
バッテリー点検



バッテリーテスターを用いて充電量・健全性・総合評価を診断しました。総合判定は良好で、現時点で交換の必要はありませんでした。
充電状態から発電機(オルタネーター)も問題なく作動していることが確認できています。数値での診断結果をご報告としてお伝えしました。
ヘッドライト光軸調整


ヘッドライトの光軸を規定値に調整しました。調整前と比べて光量も向上し、良好な状態になっています。この作業は車検基本料金に含まれる整備です。
下回り・足回り点検







下回りを点検しましたが、オイル漏れなどの異常は見られませんでした。フロント・リヤの足回りについてもブーツ切れなどはなく、いずれも良好な状態であることを確認しています。
あわせてトーイン点検、舵取り装置や緩衝装置、制動装置や動力伝達装置の分解点検・調整、保安装置の点検・調整、下回り各部の締め付け・給油など、車検に必要な基本点検一式を実施しました。こうした細かな下地の点検が、車の安全性を長く保つことにつながります。
サービスメンテナンスリセット
整備実施後にはサービスメンテナンスリセットを行いました。MINIならではの車両システムに合わせた作業で、次回のメンテナンス時期を正しく管理するために必要な処理です。
輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!
株式会社タッキードは神奈川県横浜市にある外車専門の自動車整備工場です。輸入車ならではの構造やクセを熟知したスタッフが、丁寧な点検・整備で安心のカーライフをサポートいたします。
今回もご入庫いただき誠にありがとうございました。これからも安全で快適なドライブをお楽しみいただけるよう、スタッフ一同全力でサポートしてまいります。
株式会社タッキード



