神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!
今回は車検でご入庫いただいたベンツCLA180の整備内容をご紹介します。CLA180はクーペライクなスタイリングとコンパクトなボディで人気の高いモデルですが、快適な走りを保つには足回りやオイル類の定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回はエンジンオイル交換、ブレーキオイル交換、フロントスタビライザーリンクの交換、タイヤ交換などを行いましたので、それぞれの内容を詳しくご紹介します。
エンジンオイル・オイルエレメント交換
使用したオイルはFUCHS GT1ロングライフで、ベンツをはじめ幅広いメーカーで承認を取得している高性能オイルです。今回はフラッシングも合わせて実施し、エンジン内部を洗浄してから新しいオイルを注入しました。
ロングライフオイルはその性能を十分に発揮させるために、エンジン内部が綺麗な状態であることが望ましいため、フラッシングを行うことでオイルの性能をより引き出せます。オイルエレメントも同時に交換し、エレメント接合部の清掃も行っています。

ブレーキオイル交換
専用のテスターで水分混入率を測定したところ、要交換の数値が確認されました。基準では水分混入率3%で要交換、3%以上で即時交換とされており、今回は基準を超えていたため交換しています。
ブレーキオイルは吸湿性があるため、使用しているうちに少しずつ水分が混入します。水分が多くなると気泡が発生し、ブレーキの効きが不安定になる恐れがあります。
メーカー指定では1年ごと、最低でも2年ごとの交換が推奨されています。交換後はテスターで最終確認を行い、正常な状態であることを確認しました。
A/Cフィルター交換
エアコンフィルター(内気側)を新品に交換しました。フィルターケース内の清掃も合わせて行っています。
フィルターが詰まると空気の吸い込みに抵抗が生まれ、エアコンの風を送るブロアモーターに負荷がかかります。負荷が続くとモーターの焼き付きなどの原因になるため、定期的な交換が大切です。
ワイパー交換
フロントワイパーの左右、およびリヤワイパーを新品に交換しました。ワイパーゴムは紫外線や経年劣化によって硬化し、拭き取り性能が低下していきます。
視界不良は雨天時の走行に直結する重要な安全項目のため、車検時に合わせて新しいものへ交換しています。
フロントブレーキパッド・リヤブレーキパッド点検
フロントブレーキパッドは残量8mm、リヤブレーキパッドは残量9mmと、いずれも十分な残量が確認できたため交換は行っておりません。ブレーキローターの摩耗についても現時点では問題ないと判断しています。
ブレーキパッドは消耗品のため定期的な残量確認が重要ですが、今回は点検の結果、良好な状態であることが確認できました。
フロントスタビライザーリンク交換
フロントスタビライザーリンクの左右を点検したところ、ブーツが破れている状態でした。触ってみても抵抗が全く無く、スタビライザーリンクとしての役割を果たせていない状況が確認されています。


使用による劣化で内部の関節部分がすり減り、機能が失われていました。ブーツの破損は車検でも指摘される項目であり、車検合格基準にも達していなかったため、左右とも交換しています。
このまま放置すると走行中にコトコトという異音が発生する原因になります。交換に合わせて、ハブ・ホイール接合部やスタビライザー接合部の清掃も行い、足回り全体のコンディションを整えました。
バッテリー点検・充電
バッテリーテスターで測定したところ、ご入庫時の充電量が低い状態でした。しかし追加のテストでは状態は問題ないと判定が出ています。


バッテリー本体の交換は必要なく、充電とリフレッシュ充電を実施しました。リフレッシュ充電は微細な放充電を繰り返すことでサルフェーション(劣化した鉛の固まり)を除去し、バッテリー内部の電気の流れを回復させる充電方法です。
タイヤ交換
タイヤの製造年月日を確認したところ、1本は2019年製、残り3本は2017年製とかなり古い状態でした。溝はあり車検基準は満たしていましたが、ゴムの経年劣化が進んでいる状態でした。
今回はピレリー製のPOWEGYへ4本とも交換しています。組み換え・バランス調整には精度の高いイタリア製CEMB社のバランサーを使用し、走行安定性を高めています。
ヘッドライト調整
ヘッドライトの光軸・光量検査を行ったところ、現状では車検の検査基準に受からない状態でした。専用機器で正確に基準値へ調整しています。

光軸のズレは対向車への眩惑や自車の視界不良につながるため、車検時にはしっかりと調整することが大切です。
サービスメンテナンスリセット
整備作業の完了後、サービスメンテナンスリセットを実施しました。ベンツはメンテナンス時期をコンピューターが管理しているため、整備内容に応じてシステム側の情報もリセットする必要があります。
これにより、次回のメンテナンス時期が正しく案内される状態になります。
下廻りも点検し、問題ありませんでした。
輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!
株式会社タッキードでは、ベンツをはじめとした輸入車の車検・整備を専門に行っております。今回のように細かな不具合の発見から確実な整備まで、経験豊富なスタッフが責任を持って対応いたします。
いつもタッキードをご利用いただき、誠にありがとうございます。今後も安心してお車にお乗りいただけるよう、丁寧な整備を心がけてまいります。
株式会社タッキード



