神奈川県横浜市の外車専門自動車整備工場、株式会社タッキードです!
今回は車検でご入庫いただいたBMW218iの整備内容をご紹介します。コンパクトなボディに軽快な走りを詰め込んだ218iならではの魅力を、これからも安心して楽しんでいただけるよう整備を行いました。
今回はブレーキパッド・ローターの交換、バッテリー交換、エンジンオイルやエアーエレメントなどの消耗品交換を中心に整備を実施しています。
エンジンオイル・オイルエレメント交換
エンジンオイルとオイルエレメントを交換しました。使用したのはBMWなど幅広いメーカーの承認を取得しているフックスGT1ロングライフオイルです。
今回はフラッシングも合わせて行いました。フラッシングとは新しいオイルを入れる前に洗浄剤でエンジン内部の汚れを流す作業で、特にロングライフオイルを使う場合はエンジン内部を綺麗な状態にしておくことで性能を発揮しやすくなります。
ブレーキオイル交換
専用のテスターで水分混入率を測定したところ、要交換の数値が確認されたため交換を行いました。
ブレーキオイルは吸湿性があるため、使用しているうちに少しずつ水分が混入します。水分が多くなると気泡が発生し、ブレーキの効きが不安定になる恐れがあります。
BMWはメーカー指定で2年ごとの交換が推奨されています。交換後はテスターで最終確認を行い、正常な状態であることを確認しました。
クーラント補充・ラジエータキャップ交換
クーラント液が最小限度値まで減少していたため、規定量まで補充を行いました。
下廻りを確認しましたが水漏れの形跡は見られませんでした。減少の原因としてラジエータキャップのパッキン硬化による保持圧力の低下が考えられたため、ラジエータキャップを交換しています。
補充後は圧力テストを行い、クーラントの減少や漏れが無いことを確認しました。サブタンクキャップの清掃も合わせて行っています。
エアーエレメント交換
エンジンに送る空気を綺麗にするエアーエレメントを交換しました。かなりの汚れが確認されており、交換以外の選択肢がない状態でした。
フィルターが汚れたまま使用すると、エンジンへの吸気効率が落ち、性能低下につながる恐れがあります。ケース内の清掃も合わせて行い、綺麗な状態で新しいフィルターを取り付けました。
A/Cフィルター交換
エアコンフィルター(内気側)を交換しました。エアーエレメントと同様に汚れが進んでいる状態で、交換歴からも時期的に交換が必要と判断しています。
フィルターが詰まると空気を吸う際の抵抗が増し、エアコンブロアモーターに負荷がかかって焼き付きなどの原因になる恐れがあります。ケース内の清掃も合わせて実施しました。
フロントブレーキパッド・ローター交換
フロントブレーキパッドの残量が4mmまで減っていたため交換しました。パッドの残量にはセンサー分の厚みも含まれており、間もなく警告灯が点灯する状態でした。
ブレーキローターにも「耳立ち」と呼ばれる段差が確認されました。パッドが当たる面だけが摩耗し、外周の縁との間に段差ができる現象で、ブレーキ鳴きや異音の原因になるため2台分を交換しています。

合わせてパッドセンサーの交換、ハブ・ホイール接合部やキャリパー各部の清掃、スライドピンの脱着清掃も行いました。こうした下地の作業がブレーキ鳴きや偏摩耗の予防につながります。
リヤブレーキパッド交換
リヤブレーキパッドも残量4mmとかなり少ない状態だったため交換しました。フロントに比べてローターの摩耗幅は狭く、今回はローター交換は行わず継続使用としています。

新品パッドをそのまま取り付けるとブレーキ鳴きの原因となるため、既存ローターに合わせてパッドを研磨してから取り付けています。パッドセンサーの交換、キャリパーの脱着・清掃、スライドピンの清掃も合わせて実施しました。
また作業に伴い、BMW特有の電子パーキング解除も行っています。電子制御式のパーキングブレーキはリヤブレーキの整備前に解除作業が必要で、専用の機器での対応が必須です。
バッテリー交換
バッテリーテスターで計測したところ、健全性64%・充電量64%という結果でした。新品時の性能の64%しか発揮できず、100%充電しても実際にはその分の容量しか蓄えられない状態でした。

ここまで健全性が落ち込むと再充電での復活は難しく、総合判定も要交換だったため交換を行いました。交換後は電極接合部の清掃とテスターでの通電電圧確認、リセット作業まで実施しています。
タイヤローテーション
タイヤの残量を確認したところ、フロント4.6mm・リヤ6.6mmといずれも良好な状態でした。前後で摩耗の進み方に差が出やすいため、ローテーションを行い摩耗を均一化しています。
ヘッドライト調整
ヘッドライトの光軸・光量検査を行ったところ、調整前の状態では検査基準に適合しませんでした。
正確に基準値へ調整を行い、車検に対応できる状態に仕上げています。
サービスメンテナンスリセット
整備完了後にサービスメンテナンスリセットを行いました。BMWは車両側でメンテナンス時期を管理しているため、作業内容に応じてシステム側の情報をリセットする必要があります。
下廻りも点検し、問題ありませんでした。
輸入車のメンテナンスはタッキードにお任せください!
株式会社タッキードでは、輸入車ならではの構造や特性を理解した上で、一台一台丁寧に整備を行っております。今回もご愛車の状態を細かく確認し、安心して乗り続けていただけるよう整備を行いました。
この度もご利用いただき、誠にありがとうございました。今後も何かお車について気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。
株式会社タッキード



